<天からのメッセージ(虚空でのお話) 107>

2025年10月26日朝8時10分。
おはようございます。
虚空にて、仏陀の御題目を唱えていると「書くが良い」と聞こえる。…

第107話
女の仏様です。

皆様、今朝は寒いですね。そして小雨まで降ってます。この気候もあの酷暑から見たらありがたいです。むしろ気持ちがいいのではないでしょうか?

最近、熊が出没し、人間に被害を及ぼししています。一般的に見れば、この事件は、熊は人間の敵ですね。熊の立場から考えてください。人間もクマも大自然の、宇宙の一員なのです。
熊は森林に住み、人間は主に平野に住むというテリトリーがあります。

では、なぜ人間の社会へ出没するのでしょうか。ひとつは自然現象で、今年は森林のブナの樹の実、ドングリなどが不作なのです。冬眠に必要な餌なのですね。今年は、熊の餌となる木の実は、大不作なんです。これは、直接目に見えませんが、地球環境を人間が破壊し気候変動などが起り、山林の生態系に大きな影響を与えているのです。また最近は、熊の生息する場所に巨大メガソーラを設置し、今までの熊の生息地が、どんどんと減り、木は伐採され、食物である木の実もなくなっているのが現実です。今までは、熊の餌である木の実がやや減っても、人間の近くまで熊が出没し、危害を加えることは、少なかったのです。大自然は、すべての調和の中に、均衡が保たれています。大自然の調和が崩れていることに気がつかなければいけません。熊が生息する地域に登山、ハイキング、キノコ採り、山菜採りに人間が行き襲われるケースもあります。これらの場所は、熊や他の動物も生息する地域であり、人間はあくまで訪問者なのです。そのことへの細心の注意が必要です。
動物が生きる物(他の動物や人間)を襲うのは、あくまでも生きるための武器として動物に与えられた本能なのです。人間が、戦うときに武器を使うように、熊を例にすれば、襲うということが武器なのです。私は決して熊を擁護しようとしているのではありません。
むしろ、今の事態を悲しんでます。
今起きている熊の危害を一方的に見ないで、大自然の調和が狂っていること。その原因は何か。また、動物特有の本能を理解する必要があります。人間を襲う熊は、殺さなければいけませんが、これはとても悲しくもあり、必要なことです。大変に胸が痛みます。山林をいち早く熊が生息しやすい元の姿に戻すようにすれば、少しは熊の被害も減るのではないでしょうか。一度、人間社会の食べ残しや生ゴミという餌の味を覚えた熊は、安易に餌にありつけるのです。餌を食べに来て、人間を襲うのです。これは、熊ほんらいの姿から遠ざかってしまっています。熊は、あくまで森林に生息しなければいけません。越冬に必要な餌を求めて、人家に現れる熊に、憤りを感じるとともに、熊が生息する地域、森林が、本来の姿から離れていくことに危惧を感じます。あくまでも、人間も、熊も大自然の一員で、すべて調和の上に成り立っていることを忘れてはいけません。調和が保たれれば、今のようなことは少ないのです。

このことを地上の皆様にお伝えしてください。
合掌

※資料 どんぐりが減少している原因とは?温暖化・乾く森・熊出没までを読む生態システムの変化
https://nengoro.com/column/ecology/donguri/