私は、医学生の頃、医師になってから、そして僧侶になってからも暫くは、死後の霊の存在を信じていませんでした。
その大きな根拠を与えてくれたのが、この脳外科医ペンフィールドの研究結果としての脳地図です。そのほかにも医学的な理由があります。
※ペンフィールドについて http://www.scj.go.jp/omoshiro/kioku1/kioku1_2.html
この動画をご覧ください。立花隆さんが登場します「ペンフィールド博士とシルビウス裂」 https://www.youtube.com/watch?v=JyE6qygxuaU
脳こそが、人間の精神活動をつかさどる場、人が死亡した場合、当然脳も死んでしまうのだから、その後の精神活動があろうはずはない。したがって死後の霊の存在などあり得ない、というのが私の考えでした。
ところが、かのペン・フィールドが、晩年「脳だけでは、人間の精神活動のすべてを説明できない」という結論に達し、このビデオにはありませんが、霊的存在を考えておられたのです。このことは、わたしにとってかなりの衝撃でした。
一方、わたしは、僧侶となってやがて数多くの霊的存在を明瞭に体験することになりました。その中には、死後間もない場合もかなりの時間を経過した場合もありました。単に死後の霊の存在云々だけでなく、霊が供養を受けて微妙に変化してゆく様に至るまで・・・。このことは、私の人生に大きな変革をもたらしたひとつです。
この動画では、立花隆さんと米国の医師メルビン・モースとの対談で、医師は、臨死体験は、脳の側頭葉シルビウス裂溝のあたりが関連している、としながらもそれだけれで説明し得ない現象(体外離脱体験した時に周囲の状況が見えている)があるといいます。
彼は、霊魂とシルビウス裂溝との何らかの関連において起こるのかもしれない、と考えているようです。