“With コロナ時代を生きる”

去る8月29日にホノルル妙法寺の 山村尚正 住職の依頼のイベントでお話と唱題をさせていただきました。
主たるタイトルは、”Honge Myogyo Shodai Practice from Hawaii” 「ハワイから本化妙行唱題実践」です。
副題としては、「唱題の実践者としてWith Corona 時代を生きる」です。
今、世界中でワクチン接種が盛んに行われています。
当初ワクチン接種率が、全国民の7割くらいに達すると集団免疫が成立してパンデミックは収束する、と期待されていました。
ところが、実際行ってみたところ、ワクチンは必ずしも充分な感染予防にはならず、ブレークスルーを起こし、ワクチン接種後も感染し、感染もさせることが分かってきました。現在の一般的見解としては、ワクチンの効果は、重症化する可能性を減少させることにあって感染防止には、ワクチンだけでは足りないと考えられるに至っております。
そこでワクチン接種後も従来通りマスクや手洗い、ソーシャルディスタンスなどが再び推奨されています。
デルタからラムダへとつぎつぎに変異株が生ずることもあって、今
「いつになったらコロナ禍からの出口を見ることができるのだろうか?」
という不安や恐怖や疲労感が、広がっています。
ワクチンや治療薬の開発は、科学的研究やその推進・整備に期するとして、それとは別に一般人としてまた南無妙法連華經を唱える者としてできる対策は、ないであろうかと考えてみました。
わたしは、次の三つの取り組みがあると考えます。
1. ウィルスに暴露乃至感染しないための取り組み・・・マスク、手洗い、換気、ソーシャルディスタンス
これは、国や自治体などが勧めてきた対策です。
ただし、これらは外的対策のみにて内的つまり自分自身の免疫や生命力の向上という視点がないか弱いように思います。ここで強調したいのは、
2. 自己の免疫(力)の取り組み・・・今回は、これについて私が考えられる主なものをざっとあげました。食、睡眠、運動、ストレス解消、祈り(セロトニンは、心の平安をオキシトシンは、生命力を高めるいずれも幸福ホルモンの分泌を促します)
3. 心、特に「(過剰な)怖れ」という感情のコントロールという対策
怖れが過剰になると、不信、猜疑心、分断、他への攻撃などを引き起こし、これが高じると社会的な崩壊すら起こしかねません。コロナ禍の出口がなかなか見えない状態が長く続くと恐怖や怒りの感情が人間の理性という防波堤を超えてしまうことがあるのです。大津波のように・・・。これまでこの取り組みをまともに行うことは、ほとんどなかったと思います。しかし、恐怖を引き起こす外的対象としてのウィルス対策だけでなく、それをどう受け止め、感じ、行動することができるかという人間側特に人間の心に目を向けることは、とても重要だと考えます。
以下、ご縁により、ハワイホノルルの妙法寺様にてお話しし、実践としての唱題をさせていただきました。時間の関係もあり意を尽くしきれませんが、以下のURLからご覧いただき何らかのご参考としていただければ幸いです。
☆特に3. 心の対策のためにも当寺院の唱題プラクティスに参加してみませんか。https://yousyouzi.net/archives/2630
合掌