永遠の仏陀からのメッセージ その12

3月15日午前5時45分、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 8」
戦は終わった。残ったのは、わずかな領地と老人、女、子供だけだった。国は、王様や領民の食料も事欠く有り様だった。
王様はつぶやいた。 「我の失策のために国は破れ 領地を失い戦死者を出し、食料もなくなってしまった」
王様は日々解決策を考えたが、見つからず、試案の日々を過ごしていた。 王様は己れの財力を元へ戻そうとは微塵も考えなかった。 ただ民の生活を戻すことのみを考えて、毎日、大地と天空の神々に祈った。 「大地の神よ、天空の神よ、お力をお与えください」ただひたすら無心に祈った。
ある日、遠方から旅人が訪れ、王様に謁見を求めた。 もはや旅人を接待する茶もなく、白湯になっていた。
旅人は「王様、 この国は繁栄し、武器や食料、塩があり余っているとの噂が流れてました。 どうなさったのですか?」 と問うた。
王様は正直にことの顛末を話した。
旅人は、「実は、私はこの国の優秀な武器を求めて来たのです」と言った。
王様は「もはや武器は何もなくなってしまいました。 あるのは武器の設計図をかける老人のみです」と言った。
旅人は「私の国に設計図をかける民をお借りできないでしょうか? その代価として、我が国には他の国には産出しない純度の高い塩がございます」と話した。
旅人との話は、成立した。 王様の国には、貴重な塩が大量に届けられた。
王様はこれを市に出した。 純度の高い塩を求め、商人が集まった。 王様は、塩を売った金で食料を買い、領民に与えた。