3月16日午後2時、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 11」
若い王子と老いた下僕が城に向かって歩いていた。 雪が降ってきた。 王子は「雪が降ってきた。急ごう」と言われた。 下僕は「私は雪は苦手です。体に堪えます。 こんなに激しく降っては、危険です。 王子様、どうか私の家へ引き返しお泊まりください」 王子は、しぶしぶ従った。下僕の家は、狭く朽ちて寒かった。 王子は、不平と不満を言った。 翌朝、雪は止んでいた。 王子は、下僕と一緒に抜け道を城へ向かって急いだ。 何と、城はすっかり荒らされ、静まり返っていた。 家臣が、王子の下に早足に駆けより言った。「おっ、王子様、昨晩、王子様のいないのを見計らい盗賊が押し入り、財宝とお妃様と王子様(王子の子ども)を連れて行かれてしまいました」「盗賊からこれを渡されました」と言い、手紙を差し出した。手紙には、隠している財宝を出さなければ妻子を殺す、と書かれていた。 王子は、悩んだ。 「財宝は、出したくない。妃と子供は助けたい…」ふっ、と良策を思いついた。 王子は、下僕に下僕の女房と子供を連れてくるように命令した。 そして下僕から女房と子どもを取り上げた。 下僕の女房と子に衣服を着替えさせ、手紙を持たせて盗賊の元へ送り届けた。
手紙には「お前たちが連れていった女、子供は、我の子どもではない。こういう時のために偽の妃と子供を用意しておいたのだ。到着した女と子が、本当の妃と王子である」と書かれていた。財宝は持たせなかった。これを読んだ盗賊は怒り、人質を解放し、下僕の親子を殺した。妃と王子は、城に帰ってきた。
王子は財宝を渡さずに済み、妃や子供は無事だった、と喜んだ。 そして安堵した日々を過ごしていた。
そこへ若い青年を連れた国王が、長旅から帰ってきた。 国王は王子に「汝は、我の実の子ではない。やっと我の子を見つけた。汝は、城から出なくてはならないっ」と激しい言葉で追放した。 国王は、新しく迎え入れた王子を国内外に披露した。
仏陀は、「自分が犯した罪は、自分に返る」と説かれた。