永遠の仏陀からのメッセージ 21

3月19日夕方5時、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 17」
ある晴れた日、王が領内を視察していると、農夫が農耕牛の車を引いて来るのが見えた。 王は、農夫に訪ねた。農夫は、隣国にいる知り合いの商人が私に破格値で麻の反物を譲ってくれると連絡が入ったのです。 反物をもらいに行きながら、隣国の珍しいものを私のわずかな米と交換しようと思ってます。
王は、農夫の嬉しそうな顔を見て言った。「その麻の反物を我に譲れ」
農夫は慌てふためいた。「王様、麻の反物は私にとって一生に一度の宝物です。 知り合いの商人の行為により僅かな米と交換してくれるのです」と、王にすがりついた。
王はますます欲しくなった。「王の命令に背く気か?」と怒鳴った。
農夫は何も言えなかった。 農民の弱い姿だった。 叫びたかった。 心の中で号泣した。涙を飲んだ。 引きずるように牛車を引いた。隣国に着いた。商人の家に向かった。 農民の心は沈んでいた。 商人に会う気力もなく重い足を引いて店に入った。 農民の顔を見ると商人は「申し訳ない。 麻の反物は高価な値で買ってくれる人がいたので、売ってしまった」と気まずそうに言った。
農夫は、王様の命令に背くことで頭がいっぱいになった。 商人に言われて、「自分としては元々夢のような宝物は無かったもの」と思うとしても王様の怒りが恐ろしかった。 考えに考えた。 商人に反物の箱をもらって中身を石に変えよう。 王様には「中身は見ないです。ありがたくもらってきました」と言えば良いと考えた。
牛車に積んだ木の箱は予想を遥かに超えた岩のように重く感じ、引っ張る気力もなくなり、やっとのことで城に着くことができた。
農夫の心臓の鼓動は、高鳴った。王は農夫の帰るのを楽しみに待っていた。 農民は、泣きそうな顔で石の入った箱を王に渡した。王は、満面の笑みを浮かべ、箱を開けた。
王は「何だ。 石か!」と怒鳴り顔色が変わった。 農民は、平身低頭に謝り考えた講釈を言った。怒り狂った王は、農民に「罰として年貢米を通常の2倍にする」と吐き捨てるように言った。
農民は、泣きすがって言った。「王様お願いです。 お許しください」
王は、容赦なく農民を追い出した。 それから1ヶ月が経った。領内の視察に回った王は、農民が田を耕やさず呆然としている姿を見つけ声をかけた。 農民は「働いて米が収穫できても年貢米が2倍では、生きてはいけません。 どうせ死ぬのなら今死のうと思ってます」と細々とした声で言った。農民は、心労で今にも倒れそうだった。
王は、死なれたら年貢米がなくなると思い「年貢米は元に戻す!」と突き離すように言った。 農民は、ほっとしたが、気持ちは明るくならなかった。 米の収穫の時期が来た。 農民は、王様に約束の年貢米を納めた。 農民は、王様の領地にいることが不安になった。 王が、農民から奪うことばかり考えている姿を見て将来が真っ暗になった。 農民は、国を離れることを決意した。 家財道具を牛車に積んで、夜道を隣国に向けて出発した…。