永遠の仏陀からのメッセージ 「日本編」企業シリーズ 15

2025年4月1日朝5時45分、仏陀は、修行に入る、と言われた。
「日本編」企業シリーズ 15
社長は、社員の明るさが戻り、士気が上がって安堵していた。
そんな時、営業の報告が入った。「大変です。 1番大きな取引先が倒産しました」
あまりにも突然の事態に、社内は静まり返った。 取引先の売掛金は、支払い期日を遅れても確実に支払われていた。 会社は、多額の負債を追うことになった。社長は、信頼おける代表役員を倒産した取引会社に向かわせた。調査した役員は、社長に報告した。 取引会社が言うには、「自転車操業で金を工面してきた。 今まで順調に売れていたので仕入れていたが、突然全く売れなくなった」とのことであった。
この役員は、不審に思い調査をした。 閉店した店の前を歩く通行人に「何故このお店の商品が人気がないかご存知ですか? 」と尋ねた。通行人によると近くに巨大スーパーができて、これと同じ味の菓子を安価でたくさん売っていると話した。 役員は、早速スーパーへ行き、菓子を買い食べた。パッケージは違うのに味は、全く同じだった。 ところが、パッケージをよく見ると材料にたくさんの添加物が使われていた。
役員は、スーパーで買った菓子を持ち帰り、社長に報告した。会議が開かれた。同じ味を真似されたということは、社内の配合の機密情報が漏れたものと判断して社内を調べた。退職者の中に職人で材料を配合する社員がいたことがわかった。 会社は退職者を調査するために役員を送った。 退職者は、「菓子の味と風味を近づけるのに添加物を入れて工夫したので全く別の質のものであり、安価にできる」と主張した。
会社は、役員の報告をもとに会議を開いた。 自社の製品は、商品の安全性のアピールが足りないということで意見が一致した。 体に優しく、安全な菓子として情報網を使ってアピールすることに決まった。早速、自社の商品は無添加で体に優しい菓子としてアピールした袋を新たに作り直した。 会社は、情報網も使い宣伝した。 多くの取引先に納めていた商品を回収し、新しいパッケージに詰めた商品を納品した。 情報網を使った宣伝の力で安心して食べられる菓子として多くの人に知られ、会社の商品は人気が集まるようになった。 会社は、再び売り上げを伸ばした。
仏陀は、言われた。「現代の人間は、質を落とした安価な物に飛びつく。 安価な物には、それなりの理由がある。 現代の人間は、添加物の塊りの食料を食べて、自らの体を滅ぼしている。 注意せねばならない。世界経済も同じである。価格競争をして値下げし、 質の悪い物を作り、それにより自らが倒れている」