永遠の仏陀からのメッセージ『日本編』企業シリーズ 23

2025年4月5日夕方5時。
仏陀は、修行に入る、と言われた。
『日本編』企業シリーズ 23
社長は、「会社は黒字になった。社員は明るく士気が上がり、よく働く」と喜んでいた。 太陽に掌を合わすことと朝の挨拶の大切さを感じていた。 社長は、心穏やかに日々を過ごしていた。
そんな時、就職情報誌の社員が訪れた。「貴社は、 売上が業界で一番で大変若者に人気があります。来年度の新入社員の募集記事を掲載しませんか?」 という話を持ってきた。社長は、まんざらでもなく聞いていたら、高額な掲載費用を言ってきた。社長は、「我が社は、就職情報誌に載せなくても入社希望者が殺到するので、金を払うのなら掲載はしない」と断った。
1ヶ月経った。会社に若い大学生から「来年度の入社試験を受けたいのですが、会社説明会はありますか?」との電話があった。連絡を受けた役員たちは、説明会の日取りを決め、情報網を使って発表した。
説明会が開かれた。 会社には、想像以上の学生が集まった。 社長は、学生たちに「皆さんは、わが社の売り上げが良く、将来性を見越して入社希望をするのだろうと思いますが、売上が良いのは何をしてるからだと思いますか? 」と聞いた。学生たちが、考えていると、社長は、「我が社の給料は一般の会社と大して変わりません。福利厚生も一般の会社と同じです。他社と違うのは、社員がみんな明るくて士気が高く一生懸命働くのです。その元は、…」と言い、「我が社では、朝礼で太陽に掌を合わせ、皆で大きな声で挨拶をするのです」と話した。すると学生たちからざわめきの声があがった。多くの学生は、それらを受け入れることができない、と社長は感じた。
入社試験の日の出来事である。試験に来た学生は、説明会の1/3だった。 社長は、予測通りだと思った。 面接試験をした。 社長は、「朝礼で太陽に掌を合わせ、朝挨拶をすることをどう思いますか? 」と質問した。「太陽を拝んだり、挨拶をするのはどうでも良いが、会社の将来性を考えて入社したい」と答えた学生には、△をつけた。 「朝礼でやっていることは、家庭でもやっているので何も抵抗なくやれます」と答えた学生には○をつけた。「太陽や挨拶をするのは時代錯誤だと思うけど、将来性のある魅力ある会社」と考えた学生には✕をつけた。 試験の結果合格者は定員を割ったが、試験の成績とともに会社の規則を心よく受け入れる学生に合格通知を出した。 社長は、選んだ人材が会社の将来を発展させると判断した。
仏陀は、言われた。「今の世の人々は、『太陽に感謝せよ』と言われると大半の人が無視する。 これが、今の社会現象である。理解しようとしない。これから地球は、温暖化で台風、大火災、水害、干ばつが起き、さらに温暖化が悪化すると生活が困難になる。太陽に畏敬の念を持って繋がれば、宇宙の加護が得られる。 現代の人々には、理解はできない」