<天からのメッセージ(虚空でのお話) 106>

10月14日、朝5時50分。
女の仏様です。
皆様、おはようございます。朝晩は涼しくなりましたね。日中も大変に心地よく過ごせます。あの酷暑を経験すると、ありがたみがよくわかりますね。
本日は、人生の周期についてお話しします。大きなサイクルので言いますと、人間は生まれた時は春ですね。命の誕生で、植物でいうと芽吹きです。人間の子どもは、両親や社会の人々の力を借りて成長し、学生時代を通し学び、社会へ巣立ちます。樹木にたとえますと、ひ弱な苗木がどんどんと伸びて葉を茂らせ、大きく伸びるのです。花も咲かせます。
夏になりますと、成長した木は根を大地に張り、枝を広げて葉を茂らせます。幼い苗木の時は枯れそうで弱々しそうでしたが、立派な樹木となり、周囲の環境に馴染んで、他の木々と共生し、実のなる花は果実を膨らませますね。
人間も同じですね。社会人となって立派に社会生活をし、活躍し、家庭を築きます。
秋になりますと、木々は実や種をつけて熟成します。植物は次の世代へと生をつないでいく準備を完成させます。
人間も同じです。社会生活の懸命な努力が実り一定の社会的地位を得、苦労して育てた子供も独立していきます。立派な大木となるのです。この時期が、人生サイクルの秋です。充実してます。
冬になりますと、植物はこれから来る冬の寒さに向けて準備をします。冬を越えられない植物は、秋に種を作り、次へと生をつないでいきます。大木もやがて朽ちる時が来るのです。
大自然は、動物も植物も人間も同じようなサイクルで生をつないでいるのです。
今まで、人生を大きなサイクルで説明しました。これからは、人生を小さなサイクルの中で、苦労、苦難に立ち向かった時のお話をします。一般的な人は、成長して大人になり、社会生活をすると、人生でとても良い時期、楽しい時期があります。その反対に、社会的に精神的に肉体的に病気になったりして、苦しくて、辛くて、乗り越えるのがやっとで生活するのが大変な時期もあります。
頑張って苦労して、やっと生きている時期の方が長く、その中にまるでご褒美のようにひと時の幸せが来るのですね。それなので、皆様は苦難を抱えると、神社仏閣にお参りに行き願をかけるのです。どんなにAIが発達しても、人間生きている限り、その人なりの苦難は来るのです。なぜなら、人間の命は、前世で果たせなかった魂の修行をするために、または、新たな試練を乗り越えるのを目標としてこの世に誕生するからなのです。人生の苦難は避けられないのです。
大切なことは、苦難がないようにすることではなく、それをどう乗り越えるか、なのです。苦しい苦しいと嘆いていても、何も解決しません。苦しいとの嘆きや不満は負の感情となって、あなたの持っている生命の力をどんどんと落とし、ますます運気を下げ、暗い毎日をつくりだすのです。
人間は、持って生まれた生命力、社会で生きる力があります。生きる力はなかなか見えませんね。それは、あなたのDNAに組み込まれているのです。この生命力に火をつけ灯すのです。乗り越えようと、低迷した気を持ち上げましょう。
どうしたら良いとお思いですか?簡単です。「ありがとう」と感謝の言葉を、朝起きたらあなたの命さん有り難う、身体さんありがとう、魂さんありがとう、と言ってください。とても大切なんです。ご自分自身に「身体さんおはようございます。本日もよろしくお願いします」と言ってください。
それと大切なのは、出会う人に明るく挨拶をすることです。あなたの周りの人や物に感謝の気持ちを抱くのです。言えなかったら、心の中でささやいてください。感謝の心が芽生えると、心にゆとりが出ます。今までの凝り固まった魂、思考に隙間が出るのですね。隙間、つまり、ゆとりが大切なんです。そのゆとりの中より、困難や病で沈む気持ちを乗り切るヒントが見えてくるのです。明るい感謝の言葉。今までになかった心のゆとりが、苦難、苦労を乗り越えるきっかけになるのです。あなたの明るい挨拶により周囲の人達は今までと違ってあなたに、好意で接したり協力してくださるように変わっていくのです。
苦難、苦労をご自分で開いていくのです。
また、人生で実りの秋を迎えたからと言って油断してはいけません。今まで出来なかった楽しみを一気に取り返そうと思いっきり羽を伸ばすだけではいけないのです。これは、今までの苦労に対するご褒美として与えられるものなのです。苦あれば楽ありなんです。楽に溺れてしまうと、人生どん底に落ちるということにもつながります。
今まで苦労した分、ご自分の幸せのためにだけでなく、社会で困っている人に、ご自分のできる範囲で貢献しましょう。人間同士、助け合わなければいけないのです。苦労して人の辛さや悲しみを身を以て知ったあなたは、人に優しく接してあげてください。
決して傲慢になってはいけません。傲慢な心を持ち続けると、あなたの魂は負の感情に満たされて、また元の苦難へと導かれていくのです。慈悲と慈愛の心が大切なんです。しかし人間が、慈悲と慈愛の心でいることは、大変に難しいのです。だからこそ…
毎日、朝晩、あなたの魂に体に感謝の言葉を伝えてください。南無妙法蓮華経と唱えてください。唱えますと不思議ですね。あなたは努力をしなくても、負の感情、我(が)が消えていくのです。あなたの心は平安になるのです。慈しみの心も現れます。
人間の命は植物と同じくやがて枯れてゆくのです。
今、季節は秋。この心地よい時期、あなたの魂を光り輝かせましょう。素晴らしい一生を過ごすことができます。
このことを地上の皆様にお伝えしましょう。
合掌