永遠の仏陀からのメッセージ 32

3月24日夕方5時、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 最終 28」
領民たちは、大宇宙の神を称えた。 神の御心と一つになろうと祈った。 朝、昼、晩の食事の前に生きる糧を与えてくれた神へ感謝の祈りをした。 人々は変わった。 大自然の脅威の中で変わらざるを得なかった。かつて生き抜くための鋭い眼光は、優しい眼差しへと変わっていった。農民は、お互いに農業の情報を交換し合い、農作業に励んだ。 冷夏に実る芋に感謝した。 領民たちは、芋を作る農民たちに感謝の心で接した。隣人同士心穏やかに過ごした。人々の優しい心が、領内を包んだ。 国は安定した。 人々は大自然の神へ畏敬の念を持った。常に心は、神に繋がっていた。近隣の都市国家も同じだった。 都市国家間の争いはなくなった。 お互いの国同士で友好を深めた。
仏陀は、言われた。 地球の民は落ちるところまで落ち、神の存在を知り、畏敬の念を持ち神につながる。 神につながって心豊かに幸せに暮らせる。 仏陀は、地球を守る、とおっしゃいました。
仏陀は、「これが地球の民の未来像である。これで『国王の物語』は完結した」と言われました。
合掌
※この後、「(現代)日本編」がはじまります。

永遠の仏陀からのメッセージ 31

3月24日午前5時20分、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編  27」
地球は氷河期を迎えていた。 都市国家の天空は、厚い雲で覆われる日が続いた。 諸国の樹木や草も太陽の恩恵を受けられず、勢いがなかった。 春になると農民は、懸命に農地を耕やし、品種改良をした小さくも強い芋を植えた。 芋が主食だった。芋の収穫を願い、農民は毎日毎日大地にひれ伏し天の神に芋の豊作を願った。 天空に日が出れば歓喜し、雨が降れば感謝した。 大自然に打ち勝てない人間の弱さを魂と体で受け止めた。人間の命を支える宇宙の神、自然の中で生きていける食料を与えてくれる神に感謝した。 人間は神に結びつかなければ、生きていけないことを魂で受け止めた。芋を収穫した。 引き抜いた根や地下茎に小さな芋がたくさん実っていた。 芋の豊作に都市国家の人々は歓喜した。 芋が主食になったことをことや、これまでのような贅を尽くした食事を摂れなくなったことに不平を言う者はなくなった。
 ブッダは言われた。 「人間は、生きるか死ぬかという処までとことん堕ちた時に初めて宇宙の神の大いなる存在に気づき、自分たちが大自然に打ち勝てない無力な存在であることを自覚し、そして神とつながる」と・・・・・
合掌

永遠の仏陀からのメッセージ 30

3月23日夕方5時20分、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 26」
冷たい風が、初秋の畑に吹いていた。 天空には常に厚い雲が広がり、日の光を遮え切っていた。 農地一面植えられた芋は地面に倒され、茎と葉がかろうじて枯れないでいた。 どこの都市国家の領地も皆同じ有り様であった。芋の収穫はわずかだった。農民たちはこれから迎える冬をどう生き延びるか、と不安に暮れる日々だった。 冬が訪れた。都市国家にかつて味わったことのない寒波が襲った。 領民たちは、寒さに耐える衣類がなかった。 寒さとの戦いだった。凍死者、餓死者が出た。わずかな食料で生き延びていた。農民たちは、食べることに一日中頭を使った。食べられる草、茎を懸命に探して歩いた。わずかな芋をたくさんの水で煮てすすった。
ある領地の農民の出来事である。 朽ちた家には隙間風が入り、土間では薪を燃やして家族で暖を取っていた。痩せ細った子どもが、「お腹が空いた。芋を食べたい」と泣きじゃくり母に訴えた。 母親は、痩せた細い腕で子供を抱きしめた。 子どもに与える芋もないことに涙を流した。神様に「私の命に代えてでもこの子に食料をお与えください」と祈った。 母親は、自分も子どもも明日はない命だと思った。 子どもにいくら泣きじゃくられても与える食糧はなかった。 母親は、うつろな目で人生を回顧した。 豊作でたくさん食べられた時、猛暑と干ばつに襲われ稲や芋が食べられなかった時、冷夏と長雨で枯れてしまった時、そして戦となった時、そして今は口に入れる物がない、と涙を流した。 朝を迎えた。子どもは冷たくなっていた。 冬の農地に風は、否応なしに吹き荒れた。農地の隅に穴を掘り、子供を荼毘に附した。寒さと飢えで苦しむ家族には、頬を伝わる涙さえも出なかった。 皆、餓死寸前だった。そんな時一人の領民が、痩せ細った馬を引き農民に近づいてきた。訳を聞かれた。事情を話した。領民は「家も食べる物もなく、家の最高の宝である馬を手放しお金と食料に変えます。 それがなくなれば餓死するしかありません」と話した。領民は、子どもを亡くした家族の姿は自分の将来だと思って深く心を痛めた。 どうせ死が近いならこの馬を殺してみんなで分け合って食べよう、と思った。 馬は解體され、皆で余すところなく飛び散った血液までもすすって食べた。 馬を食べた農民は、元気を取り戻した。 農民の一人が、枯れた農地を耕やした。 久しぶりに食べた馬からエネルギーをもらって目は輝いていた。 土の中に小さな芋があるのを見つけた。 懸命に周囲を掘るとさらに出てきた。この知らせを聞いた農民たちも荒れた農地を懸命に掘った。小さな芋が出てきた。 農地の芋は、極寒に耐えられる品種になっていた。 農民は、掘り起こした芋で命をつないだ。 春になり芋を植えた。 芋は、葉を茂らせて農民を喜ばした。 そして収穫期を迎えた。農民たちの顔は、明るかった。芋を引き抜いた。 悲鳴をあげた。 芋は、見事に虫に食い荒らされていた。 まともな芋は半分だった。 怒った農民は、土の中の虫を探し出し、見つけた虫を焼いて皆食べてしまった。
仏陀からです。人間は、生きようとすると逞しい生命力がある。 古代から人間はこのように生き延びた、と言われました。

 

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永遠の仏陀からのメッセージ 29

3月23日午前5時45分、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 25」
騙されたことを知った農民たちは、怒りが収まらなかった。 大切な稲や芋は枯れ、金までなくなった。 生きる術をなくしてしまった。 農民たちの失望と怒りは、炎となった。 農民は決起した。 武器を持って農薬を売った国の農民を襲うことで一致団結した。 激しい闘争心の集団が、農薬を売った国へ向かった。この情報を掴んだ農薬を売った農民は、逃亡した。武器を持った農民集団は、農民の逃亡が分かると、怒りの炎が余計に高まった。農薬を売った農民の田畑だけでなく、目に見える限り遠くの農地まで稲と芋を叩き踏み潰し荒らしまくった。荒らされた農民は、怒り狂った。他国の農民集団との激しい戦いとなり、広い農地は戦場と化した。 両国は、死者を出した。 これを知ったそれぞれの国の領主は、怒った。 国と国の間に激しい火花が散った。かつて農薬を拒んだ二国は、とばっちりを受けるのを恐れて武器を用意して身構えた。都市国家間の戦争の危機となった。 お互いの国が情報収集に専念し、デマが飛び交った。 それぞれの諸国は、領民たちの激しい闘争心に煽られて武力の強化をした。 このままゆけば激しい戦いの末に、それぞれの都市国家がなくなるような事態にまで発展しかねない。険悪な情勢が、都市国家を包んでいた。 加えて都市国家の天空には、異変が徐々に起こり始めていた。 例年の冷夏よりもさらに涼しい夏を迎えた。 領民の中には、火を炊いて暖を取る者も出てきた。 冷夏に強いはずの稲や芋でさえ収穫は、減った。 領民は、木の皮や草を食べて飢えを凌いだ。 飢えに苦しむ日々が続き多数の餓死者が出た。 それぞれの都市国家の人口は、半数に減ってしまった。 都市国家同士の争いの気配は、自然と収まった。 逃亡した農民は、餓死した。
「これが世界の展望である」と仏陀は、言われました。

永遠の仏陀からのメッセージ 28

3月22日午後5時、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 24」
領民は災害に強い籾と芋を手に入れて食料への危機から解放され、安堵の日々を送っていた。 春になった。 農地は、籾と芋から芽が出て農民たちは、幸せだった。 夏が近づくにつれて、田畑には青々と成長してゆく稲と芋が、日の光で輝いていた。 農民たちは、良く草取りをし肥料をこまめに撒いて農作業に勤しんだ。 農民たちの顔は、明るかった。 初夏から夏にかけての頃だった。農地は、灰色の雲で覆われ、冷たい雨が降り続いた。陽が出ない日が、続いた。 農民たちは不安気に田畑を見てため息をついた。
稲と芋の成長が止まっていた。 農民たちは雨が止み、日が差すのをひたすら祈った。冷夏が襲った。 農民の1人が、「今までは旅人が現れて色々と教えてもらい救われた。今度は、私が代表として近隣諸国に視察に行く」と領地を出発した。隣国の田畑は、長雨の中で稲と芋は成長していた。目を見張った。 働いてる農民に駆け寄った。 「この長雨にも負けないで稲と芋が育つ秘決を教えてください」と尋ねた。
隣国の農民は「苦労してわかったことは、教えられない」と突っぱねた。いくら懇願しても首を縦に降らなかった。重い足を引きずり、また隣の国を訪れた。 農地が見えてきた。稲と芋は力強く成長していた。田畑には、涼しい風が吹いていた。働いている農民に前の国と同じことを尋ねた。するとあっけなく、「苦労してわかったことを容易く教えられない」と断られた。 農民は諦めなかった。重い足を引きずりさらに隣の国に着いた。 この国も稲と芋が見事に成長していた。また教えてもらえないのではないかと半ば諦めていたが、勇気を出して同じことを聞いた。すると聞かれた隣国の農民はあっさりと「長雨と冷夏に強い稲と芋を育てる農薬を開発した。 お金を出せば売る」と答えた。 予想を上回る高額だった。 農民は大切なお金を全部使い農薬を買い求め、意気揚々と自国に戻った。帰った知らせを聞いて農民たちが集まった。隣国を視察してきた農民は、その時の苦労話をした。 やっと手に入れた農薬を見せると農民たちの目が輝いた。農民は、苦労して手に入れた農薬は、安くは売れないと薬に高額な値をつけた。 みんな欲しがった。誰にも買えなかった。買わない様子を察した農民はもったいぶって「半額で売る」と言った。農薬を見つめていた農民たちは、全員買った。
冷夏に襲われた稲と芋は元気が、なかった。農夫たちは、買い求めた農薬を成長の止まった稲と芋に撒いた。これで稲と芋が成長すると期待を膨らませた。 数日後稲と芋は、さらに元気がなくなっていった。 天候のせいと考え、追加の農薬を撒いた。稲と芋は枯れてしまった。隣国の農薬を買いに行った農民の田畑は、青々とした芋に成長していった。農薬を買った農民たちが、怒り狂って農薬を売った農民を囲んだ。「責任を取れ、金を返せ」とありったけの声を張り上げた。囲まれた農民は、「自分の田畑は、稲と芋が成長している。 農薬に間違いはない。薬の撒き方が間違っているのではないか」と言い謝らなかった。怒り狂った農民たちは、農薬を売った農民を殴り罵り、また来ると言い放ち帰っていった。薬を買った農民たちは、隣国に行き売った農民を訪ねた。すると薬を売った農民は、「間違えて2種類の農薬を渡した。 雨と冷夏に強い薬と稲と芋を枯らしてしまう薬だ。冷夏に強い薬は開発に成功した薬で、枯らしてしまう薬は開発に失敗した薬だ。元々苦労して開発した薬は売りたくない。 薬を欲しそうだから、渡しただけだ。苦労して渡した薬を返してほしい」と言った。 これを聞いた農民は騙されたと気づいた。 怒り狂って交渉したが、相手にされなかった。
ブッタはこれは現在の世界情勢、国同士の腹の探り合い化かし合いを表した様子であると言われました。