3月23日午前5時45分、仏陀からの体験的説法
※以下は、単に仏陀の言葉による説法やストーリ一ではなく、唱題修行を通して実際に仏陀に出会い、まるで人生体験のようにリアルに体験された内容を文字として記述したものです。
「王の物語編 25」
騙されたことを知った農民たちは、怒りが収まらなかった。 大切な稲や芋は枯れ、金までなくなった。 生きる術をなくしてしまった。 農民たちの失望と怒りは、炎となった。 農民は決起した。 武器を持って農薬を売った国の農民を襲うことで一致団結した。 激しい闘争心の集団が、農薬を売った国へ向かった。この情報を掴んだ農薬を売った農民は、逃亡した。武器を持った農民集団は、農民の逃亡が分かると、怒りの炎が余計に高まった。農薬を売った農民の田畑だけでなく、目に見える限り遠くの農地まで稲と芋を叩き踏み潰し荒らしまくった。荒らされた農民は、怒り狂った。他国の農民集団との激しい戦いとなり、広い農地は戦場と化した。 両国は、死者を出した。 これを知ったそれぞれの国の領主は、怒った。 国と国の間に激しい火花が散った。かつて農薬を拒んだ二国は、とばっちりを受けるのを恐れて武器を用意して身構えた。都市国家間の戦争の危機となった。 お互いの国が情報収集に専念し、デマが飛び交った。 それぞれの諸国は、領民たちの激しい闘争心に煽られて武力の強化をした。 このままゆけば激しい戦いの末に、それぞれの都市国家がなくなるような事態にまで発展しかねない。険悪な情勢が、都市国家を包んでいた。 加えて都市国家の天空には、異変が徐々に起こり始めていた。 例年の冷夏よりもさらに涼しい夏を迎えた。 領民の中には、火を炊いて暖を取る者も出てきた。 冷夏に強いはずの稲や芋でさえ収穫は、減った。 領民は、木の皮や草を食べて飢えを凌いだ。 飢えに苦しむ日々が続き多数の餓死者が出た。 それぞれの都市国家の人口は、半数に減ってしまった。 都市国家同士の争いの気配は、自然と収まった。 逃亡した農民は、餓死した。
「これが世界の展望である」と仏陀は、言われました。